点数計算の基本:符と翻からアガリ点が決まる仕組み

最終更新日: 2026-10-29

アガったときに「30符3翻、3900点」と言われても、どうしてその点数になるのか分からない。点数計算は、麻雀を覚えた人が最後までつまずきやすいところです。

このコラムでは、アガリ点がどのように決まるのかを、計算式と具体例を使って順番に説明します。すべてを暗記する必要はありません。まずは仕組みを知ると、早見表の数字の意味が分かるようになります。

アガリ点は「符」と「翻」で決まる

翻(ハン)は、役やドラによって決まる手の価値です。リーチなら1翻、ドラが1枚あれば1翻、というように、成立した役とドラの翻数を合計します。

符(フ)は、手の形やアガリ方によって決まる細かい加点です。待ちの形、刻子(同じ牌3枚)の有無、ツモかロンかなどで変わります。

この2つから、まず「基本点」を求めます。

基本点 = 符 × 2の(翻 + 2)乗

例えば30符3翻なら、30 × 2の5乗 = 30 × 32 = 960 が基本点です。

基本点から支払う点数を求める

基本点に、アガった人が親か子か、ロンかツモかに応じた倍率を掛け、100点未満を切り上げたものが支払う点数です。

アガリ方子がアガった場合親がアガった場合
ロン放銃者が 基本点×4 を支払う放銃者が 基本点×6 を支払う
ツモ子は 基本点×1、親は 基本点×2 を支払う子全員が 基本点×2 ずつ支払う

30符3翻(基本点960)を子がロンでアガった場合、960 × 4 = 3,840 を切り上げて3,900点です。親なら960 × 6 = 5,760 を切り上げて5,800点になります。子がツモでアガった場合は、子が960を切り上げて1,000点ずつ、親が1,920を切り上げて2,000点を支払います。この点数を「1000・2000」と読みます。

符の数え方

符は、次の要素を足し合わせて求め、最後に10符単位で切り上げます。

要素符
副底(すべてのアガリに付く)20符
門前(鳴いていない)でロン+10符
ツモ(平和ツモを除く)+2符
待ちが嵌張・辺張・単騎+2符
雀頭が役牌(三元牌・場風・自風)+2符
中張牌(2〜8)の刻子明刻 +2符 / 暗刻 +4符
么九牌(1・9・字牌)の刻子明刻 +4符 / 暗刻 +8符
槓子対応する刻子の4倍

例として、鳴かずにリーチをかけ、雀頭が中、手の中に9萬の暗刻があり、嵌張待ちでロンアガリした手を考えます。20(副底)+10(門前ロン)+2(役牌の雀頭)+8(么九牌の暗刻)+2(嵌張待ち)= 42符で、切り上げて50符です。リーチとドラ1で2翻なら、基本点は50 × 16 = 800、子のロンで3,200点になります。

例外として、七対子は常に25符、平和のツモアガリは20符です。また、鳴いた手で符が20符にしかならない場合は30符として扱います。

満貫以上は符に関係なく決まる

翻数が多くなると、基本点に上限が設けられます。子の満貫(基本点2,000)以上は、符に関係なく次の点数になります。

名前翻数の目安子のアガリ親のアガリ
満貫5翻(4翻40符以上・3翻70符以上も満貫)8,00012,000
跳満6〜7翻12,00018,000
倍満8〜10翻16,00024,000
三倍満11〜12翻24,00036,000
役満13翻以上、または役満の役32,00048,000

4翻30符(子のロンで7,700点)や3翻60符(同じく7,700点)を満貫に切り上げる「切り上げ満貫」を採用するルールもあります。対局前に確認しておきましょう。

よく出る点数の早見表(子のロン)

実戦でよく出る組み合わせは、計算するより覚えてしまうほうが早く申告できます。

1翻2翻3翻4翻
30符1,0002,0003,9007,700
40符1,3002,6005,200満貫 8,000
50符1,6003,2006,400満貫 8,000
25符(七対子)—1,6003,2006,400

親のロンは、子のロンの点数のおよそ1.5倍です(30符2翻は子2,000点、親2,900点)。

点数計算と成績の記録

半荘の途中のアガリ点は、最終的な持ち点に反映されます。雀日記では、終局時の持ち点を入力すれば、ウマ・オカを含めた成績ポイントが自動で計算されるので、半荘中の点数計算さえ正しければ成績の計算で迷うことはありません。

成績ポイントの計算方法については、コラム「ウマとオカの仕組みをやさしく解説」と「半荘1回の成績ポイントを計算してみよう」もあわせて読んでみてください。