ウマとオカの仕組みをやさしく解説

最終更新日: 2026-09-28

麻雀を覚えたばかりの人が最初に戸惑うのが、終局後の成績計算です。持ち点がそのまま成績になるわけではなく、「ウマ」と「オカ」という仕組みによって順位に応じたポイントが加減されます。

このコラムでは、ウマとオカがなぜ存在するのか、どのように計算するのかを順を追って説明します。

ウマとオカはなぜあるのか

麻雀は4人(三麻では3人)で点棒をやり取りするゲームです。持ち点だけで成績を決めると、大きく勝った1人と少しずつ負けた3人、という結果でも、わずかな点差で2位になったか3位になったかがあまり意味を持ちません。

そこで順位そのものに価値を持たせるために導入されているのがウマとオカです。これにより、オーラスで順位を1つ上げるためのアガリや、ラスを回避するための押し引きといった、麻雀ならではの駆け引きが生まれます。

ウマ:順位によるポイントの移動

ウマは、下位のプレイヤーから上位のプレイヤーへ、順位に応じて決まった量のポイントを移動させる仕組みです。四麻では「2位と3位の間」「1位と4位の間」でやり取りする量を組にして表します。

呼び方1位2位3位4位
ゴットー(5-10)+10+5−5−10
ワンツー(10-20)+20+10−10−20
ワンスリー(10-30)+30+10−10−30

ウマの値が大きいほど、順位の差が成績に強く影響します。ワンスリーのような大きなウマのルールでは、素点で少し負けていても順位を1つ上げるほうが成績が良くなる場面が増えます。

オカ:トップ賞

オカは、1位のプレイヤーだけが受け取るボーナスです。一般的なルールでは25,000点を配って30,000点を基準(返し)に精算します。全員が基準より5,000点少ない状態から始まっていると考え、その差額の合計を1位がまとめて受け取ります。

四麻で25,000点持ち30,000点返しなら、5,000点 × 4人 = 20,000点、つまり20ポイントがオカとして1位に加算されます。三麻で35,000点持ち40,000点返しなら、5,000点 × 3人 = 15ポイントです。

オカがあるとトップの価値がさらに高くなり、「2着を守る」よりも「トップを狙う」打ち方が有利になりやすくなります。

計算の順番

成績ポイントは次の順番で求めます。

  1. 最終持ち点から返し点(オカなしなら配給原点)を引く
  2. 1,000点を1ポイントとして換算する(端数の扱いはルールによる)
  3. 順位に応じたウマを加減する
  4. 1位にオカを加える

すべてのプレイヤーの成績ポイントを合計すると0になります。計算結果の合計が0にならない場合は、どこかで間違えているので見直しましょう。

ルールは事前に確認しよう

ウマ・オカの有無や大きさは、雀荘やグループによって異なります。初めての場所で打つときは、対局前に必ず確認しておきましょう。雀日記ではゲームごとにウマ・オカを設定できるので、異なるルールの成績も正しく記録できます。